この記事ではFXとはどういうものかを簡潔に説明します。
投資の金融商品であることくらいは知っているし、外国の通貨を扱うのも何となく知っているけど、「どうして利益が出るのか?」「すごく難しい仕組みじゃないのか?」
そんな疑問を解消し、FXを始めるハードルを少しでも低くしてもらえたら幸いです。
FXとは外国為替の取引のこと
「FXってそもそも何なの?てか、何の略?」
これが僕が初めてFXという言葉を知ったときの疑問でした。
FXは外国為替の取引のこと。「foreign exchange」の略なのです。
ドルとか円とか、ユーロとかポンド。他にも、オーストラリアドル、南アフリカランド、トルコリラ!
これら外国の通貨を買ったり売ったりし、その値動きの差で利益や損失が出るワケです。
利益や損失が出る仕組み
利益や損失が出る仕組みをもう少し詳しく見てみましょう。
ニュースを見てると、「現在1ドル〇〇円〇〇銭の間で取引されています」ってキャスターがしゃべるのを聞いたこと、ありますよね?
あれのことです。この例だとドルと円の価値の差のことを言っています。ドルと円のような通貨の組合せのことを「通貨ペア」と言います。この通貨ペアにはたくさんの組合せが存在します。
これをチャートで見るとこんな感じです。
値動きの推移を示したものですね。
これを見てのとおり、上がったり下がったりと、常に値が動いているのです。
この上がり下がりで利益や損失が出るのです。
⇒1ドルでなく10ドル買っていれば10円の利益、100ドル買っていれば100円の利益、10,000ドル買っていれば10,000円の利益と、同じ値動きでも当然利益の額が変わってきます。
⇒10ドル買っていれば10円の損失、100ドル買っていれば100円の損失、10,000ドル買っていれば10,000円の損失です。
今は“買う”ことについてしか書いていませんが、“売る”こともできます。
売ると、まったく逆になります。ドルが下がれば利益に、上がれば損失になるのです。
なので、上がっても下がっても利益を狙えるってことになるんですね。
要は商売といっしょ。「安く買って、高く売る」または「高く売っておいて後で安く買い戻す」この差額が利益になるのです。
で、これが逆になってしまうと損失になってしまう。リスクが付きものなのも商売といっしょです。
まとめ
最後に今回の記事のまとめを書きますね。
①FXとは、外国為替の取引のこと。
「foreign exchange」の略。ドルと円、ユーロとドルなどを交換することで利益を狙う。
②安く買って高く売る。これで利益が出る。
つまり商売といっしょ。安いときに仕入れて高いときに売る。または高いときに売っておいて安くなったら買い戻す。これができれば利益。ただし逆になってしまうと損失になる。
リターン(利益)の可能性があればそれに見合うリスクの可能性もあります。
それがFX…いえ、投資全般に共通する不変のルールです。