「FXを割と長いことやっているが負けっぱなし…」
「勉強すればするほど勝てない沼にハマる…」
「なぜこんなにも負けるんだろう…」
こんな悩みを抱えている方、多いのではないでしょうか?
僕も数年前までこの状態でした。なので、その気持ちとってもよくわかります。
この悩みにさいなまれているときがFXで一番ツライ瞬間かもですよね。
しかし、レートが上がるか下がるかなのに、なぜこんなに不思議なくらい負けてしまうのでしょうか。
この記事を読むと、以下のことがわかります。
- FXで負け続けてしまう原因
- 負け組を脱却する対処法
- 僕が勝ち組になれたシンプル手法
FX歴9年の経験を踏まえて書いていきますね。
▼僕が負け組を卒業できた独特すぎる手法
FXトレードで負ける主な3つの理由と原因
まずは負けてしまう原因を押さえておきましょう。
負ける回数や頻度、金額を減らすことができれば、勝ちに向かって精神的にも余裕が出てきます。
- 適切な損切りができていない
- 感情に左右されたトレードをしている
- 高すぎるレバレッジのリスク
1つずつ解説していきますね。
① 適切な損切りができていない
FXトレードにおいて、適切な損切りの実行は非常に重要です。
損切りとは、ポジションが予想と反対方向に動いた際に、含み損を抱えた状態でポジションを決済し、損失を確定させること。
この行為は、「負けを受け入れる」ということなので、利益を大きくすることだけでなく、損失を小さくすることがFXトレードで成功するためには重要です。
損切りがうまくできる人とできない人では、損失額に大きな差が生じる傾向があります。
一方で、損切りが難しいとされる理由は、多くのトレーダーがトレードに感情を持ち込んでしまうためです。
人間は損失を避けようとする心理的傾向があり、目の前の痛みを避けるために損切りを先延ばしにしてしまいがちです。
しかし、損切りをせずに放置していると、損失額が膨らむリスクがあります。
例えば、1ドル=100円のときに10,000ドルを購入し、1ドル=99円になった場合、損失額は1万円です。
しかし、1ドル=98円、97円と価格が下がっていくと、損失額は2万円、3万円と大きくなります。
適切な損切りタイミングの見極めは、FXで成功するための鍵となります。
損切りは自発的に損失を確定させる行為で、必要以上に損失が大きくなる前に行うことが大切です。
これに対し、ロスカットはFX会社から強制的に損失を確定される仕組みであり、損失が一定を超えると執行されます。
適切な損切りにより、損失額を最小限に抑えることが可能となります。
② 感情に左右されたトレードをしている
感情に左右された取引はFXトレードにおいて大きな障害となり得ます。
トレードの結果に対する感情的な反応は、より良い判断力を妨げ、失敗につながることが多いです。
例えば、失敗したトレードの後、怒りや失望によって再度同じ市場で無理な取引を試みることは推奨されません。
また、成功したトレードによる過剰な喜びや自信過剰も、リスク管理の枠を超えた危険な取引につながりかねません。
感情に影響されるトレードの一例として、プロスペクト理論が挙げられます。
これは行動経済学の理論で、人は損失に対して非常に敏感であり、同じ金額の利益よりも損失の方を重く感じる傾向にあります。
このため、FXトレードにおいては、小さな利益であればすぐに利確してしまい、逆に損失が出た場合にはなかなか損切りができず、損失を拡大させてしまう傾向があります。
このような心理的効果はトレードでの損失幅を広げる一因となり、冷静な判断を妨げますす。
トレードの心理学を理解し、自分の感情をコントロールすることは、FXで成功する上で非常に重要です。
感情に振り回されず、機械的にトレードができるようになることが勝利への鍵となります。
トレードにおける感情のコントロールは、一時的な感情に流されず、長期的な戦略に基づいて冷静に判断する能力を高めることにあります。
これにより、感情に左右されるリスクを最小限に抑え、安定した取引を実現することが可能になります。
③ 高すぎるレバレッジのリスク
高レバレッジ(ハイレバ)はFX取引で広く使用される手法ですが、そのリスクも大きいとされています。
ハイレバレッジを用いる主な魅力は、少ない資本で大きな取引を可能にすることですが、これには大きな利益だけでなく、大きな損失も伴います。
例えば、レバレッジが50倍の場合、1万円で50万円分の取引が可能になりますが、1%の価格変動で50%の損失が発生するリスクがあります。
リスクを最小限に抑えるためには、ストップロスオーダーの設定や資金管理が重要です。
また、ハイレバ取引は感情が高まりやすく、エモーショナルトレーディングに陥りやすいため、感情をコントロールし、計画的に取引を行うことが必要です。
ハイレバレッジ取引のリスクと対策を理解し、賢く活用することが重要です。
FXで勝つためのルールと心構え
「FXでは9割が負ける」そんなことが言われます。
勝つ1割に入るには、持っているべき意識や心構えがあります。それが勝てるようになってわかりました。
ここでは、3つのポイントをご紹介します。
- トレードルールの重要性
- 損小利大の戦略
- メンタルコントロールの必要性
1つずつ解説していきますね。
① トレードルールの重要性
取引ルールの重要性について詳細に説明します。
FX取引では、エントリーポイント、利確ポイント、資金管理などの取引ルールを定めることが重要です。
エントリーポイントはポジションを持つ位置のことで、適切なタイミングでのエントリーが利益の大きさを左右します。
損小利大の取引を目指すため、エントリーのタイミングを厳選する必要があります。
利確ポイントは、利益を確定するタイミングです。
多くの初心者が早めに利益を確定させる傾向にあり、損が大きく利益が小さい「損大利小」の取引になりがちです。
利確のタイミングを適切に設定することで、利益を大きくすることが可能です。
資金管理については、レバレッジの適切な使用が重要です。
レバレッジが高ければ高いほど、少ない資金で大きな取引が可能になりますが、同時に大きな損失を出すリスクも高まります。
一般的にはレバレッジは5倍から10倍程度に抑えることが推奨されています。また、損切りポイントの設定も資金管理に大きく関わります。
適切な損切りを行うことで、損失額を抑え、証拠金維持率をコントロールできます。
FX取引におけるマイルールの作成は、なるべくシンプルにし、継続的に改善していくことが重要です。
また、細かい微調整は必要ですが、新しいものを多く取り入れるのは避け、自分に合ったルールを確立しましょう。
これらのルールを守ることで、FX取引におけるリスクを管理し、より安定した利益を目指すことができます。
また、少額トレードを利用してルールを検討し、実践してみるのも効果的です。
② 損小利大の戦略
「損小利大」の戦略はFX取引で非常に重要です。
この戦略は、損失を限定しつつ利益を最大化することを目指します。
しかし、これを実行することは簡単ではありません。損切りよりも利益を伸ばす方が難しいというのが一般的な考え方です。
多くのFX参加者は利益を伸ばすことが苦手であり、安定して勝てない原因になっている場合が多いです。
小さな損切りと利益を伸ばすことができれば、安定して勝つことが可能になりますが、これには適切な戦略と練習が必要です。
「損小利大」の戦略を実現するための具体的なコツとしては、エントリー、損確(損切りの確定)、決済の各ポイントを適切に設定することが挙げられます。
たとえば、エントリーは損確に近づけるほど「損小利大」になりやすく、損確は下位時間軸を使って設定することで損失を小さく保つことができます。
決済に関しては、上位時間軸を使って利益の幅を大きくすることが効果的です。
ただし、これらの方法はそれぞれ勝率に影響を及ぼすため、損益率と勝率のバランスを考えながら適用する必要があります。
FXで継続的に利益を上げるためには、期待値の高いトレードを積み重ねることが重要です。
この期待値は、勝率と損益率のバランスに基づいています。
損益率が高くても勝率が低すぎる場合や、その逆の場合では、効果的なトレードとは言えません。つまり、勝率が高く、同時に損益率も高いトレードを目指すことが理想です。
ただし、損小利大のトレードが常に必須というわけではなく、トレーダーの得意なパターンやスタイルに基づいて適用することが大切です。
③ メンタルコントロールの必要性
メンタルコントロールは、FX取引において非常に重要です。
安定した取引を行うためには、損益に動じないメンタルが必要であり、利益が出ても冷静に取り組むことが大切です。
また、事前に定めた利確やロスカットのポイントを守ることも重要です。感情に基づいて取引を行うと、運に頼ることになり、長期的な成功は難しくなります。
トレンドに乗り遅れた場合は無理にポジションを保有しないことが無難です。
トレンドが始まった時点で参入すると、多くの場合は既にトレンドの勢いが無くなり始めている可能性があります。
トレンドが始まる兆候を見極め、適切なタイミングでポジションを保有することが重要です。
メンタルを鍛えるためには、自分ルールを作ることが重要です。
自分がどのタイミングでエントリーするのか、利益確定のポイント、損切りのポイントを明確に定めることが重要です。
また、FXトレードで自分の勝ちパターンや負けパターンを分析し、ルールに磨きをかけていくことが効果的です。
感情的な反応は避け、ストレスを感じている時や楽観的になりすぎた時は特に注意が必要です。
感情に流されることなく、計画に基づいて行動することが、FX取引での成功の鍵となります。
負け組FXトレーダーを卒業する3つの解決策
負けの習慣、体質を改善するにはどうすればいいのか。
その解決策を3つご紹介します。
- 小額取引からのスタート
- チャート分析の基礎
- 明確な取引ルールの設定
1つずつ説明していきますね。
① 小額取引からのスタート
FX取引において初心者が小額取引からスタートすることには、多くの利点があります。
小額取引は、リスクを最小限に抑えると同時に、実際の市場環境での取引経験を積むことができるため、初心者にとって理想的です。
特に、FX市場の変動性を理解し、自身の取引戦略を確立する過程で、大きな資金を失うリスクを避けることができます。
また、小額取引を通じて、市場の動きや自己の取引スタイルに対する理解を深めることが可能です。
さらに、小額取引から始めることは、心理的なプレッシャーを減らすのにも役立ちます。
大きな金額を投資する際に感じることがあるストレスや恐怖を軽減することができ、より冷静な取引判断を下すことが可能になります。
この心理的な安定感は、取引の学習過程において非常に重要で、長期的に見ても成功への鍵となります。
初心者は、少額の資金から始めることで、段階的に市場への理解を深め、自信を持って取引を行うことができるようになります。
このように、FX取引における小額取引のスタートは、初心者にとって多くの利点をもたらします。
リスクの管理、市場への慣れ、心理的な安定感の獲得など、FX取引の世界において必要なスキルを、より安全かつ効率的に身につけることができるため、初心者にとっては最適な選択と言えるでしょう。
② チャート分析の基礎
FXチャート分析の基礎は、FX取引において非常に重要な要素です。
チャート分析を通じて、相場の動きを予測し、それに基づいて投資判断を行うことがFX取引の基本となります。
FXチャートは、過去の為替レートの動きをグラフ化したものであり、それを解析することで将来の為替レートの動きを予測します。
FXチャートの分析にはいくつかの基本があります。
トレーダーは、主にチャートの動きに対して、多数のトレーダーたちがどのような判断を下して、どのような投資行動を選択するかを読むことが重要です。
そのためには、チャートの読み方を知っておく必要があります。
チャートは過去の客観的な記録であり、「この相場がどのような変化を経験してきたか」を客観的に見ることができるデータです。
チャート分析のコツとしては、長期足を使って分析を行うことが推奨されています。
たとえば、月足や週足を使うことで、相場の長期的な方向性を分析することが可能です。
これにより、短期足のみを見ていると見逃してしまう長期的なトレンドや市場の動向を理解することができます。
また、トレンドライン、サポートライン、レジスタンスラインなどの基本的なチャート上のラインを引くことで、初心者でも相場のトレンドを捉えやすくなります。
さらに、チャート分析にはさまざまなテクニカル指標が使われます。
これらの指標は、相場のトレンドの強さや方向性、相場の強弱(売られすぎ、買われすぎ)などを分析するのに役立ちます。
代表的なテクニカル指標には、移動平均線、一目均衡表、ボリンジャーバンド、MACD、RSIなどがあります。
これらの指標を理解し、適切に使用することで、より高い精度での売買シグナルを得ることができます。
FXチャート分析は、FX取引における重要なスキルの一つです。
基本的なチャートの読み方や分析方法を理解し、適切に活用することで、FX取引の成功率を高めることが可能です。
③ 明確な取引ルールの設定
明確な取引ルールの設定は、FXで成功するために非常に重要です。
多くのトレーダーはルールがない状態で取引を行い、結果として利益を小さくし、損失を大きくしてしまいます。
これは「プロスペクト理論」に基づき、制限がないと人間は自然とこのような行動をとる傾向にあるからです。
トレードルールを設定する際は、「エントリー」、「損切り」、「利確」に関するルールを明確にすることが重要であり、これらのルールはトータルで利益がプラスになるよう効果的に作る必要があります。
また、ルールが作成された後も、その優位性を検証し続け、必要に応じて改善を行うことが成功への鍵です。
トレードで連敗したときの対処法と改善策
① 相場からの一時撤退
連敗が続いている時には、相場から一時的に離れることが効果的です。
このアプローチは、心理的なリフレッシュと戦略の再評価を可能にします。
連続した損失に直面すると、トレーダーはしばしば感情的になりがちです。
この感情的な状態は、冷静な判断を妨げ、さらなる損失を引き起こす可能性があります。
一時的に取引から離れることで、感情的な決断から距離を置き、冷静さを取り戻すことができます。
また、この時間を利用して、過去の取引を振り返り、失敗した原因を分析することが重要です。
市場の変化に適応できなかった戦略や、誤った取引判断など、失敗の原因を理解することは、将来の成功に不可欠です。
また、相場から離れることは、トレーダーが新たな視点を得る機会を提供します。
市場を一歩離れて見ることで、新しいトレンドや機会を発見することができるかもしれません。
さらに、この期間を利用して新しい取引戦略を学ぶ、または既存の戦略を洗練させることもできます。
教育的な資料の読み込み、シミュレーション取引の実践、他の成功したトレーダーの戦略の研究など、自己改善に費やすことができます。
最終的に、相場からの一時的な撤退は、リフレッシュと学習の機会を提供し、より強固なトレーダーとして戻るための基盤を築きます。
② 取引履歴の徹底分析
取引履歴の徹底分析は、FXトレーディングにおける成功への鍵となります。
この分析を通じて、トレーダーは自身の取引パターンを深く理解し、どの戦略がうまくいったか、またどこが改善の余地があるのかを特定できます。
例えば、特定の市場の状況や時間帯で利益が出やすい、または逆に損失を招きやすい傾向を把握することができるでしょう。
このような洞察は、将来的な取引戦略の改善に直接役立ちます。
また、取引履歴を分析する過程で、自身の感情的な反応や決断のパターンに気づくこともあります。
感情的な取引が損失に繋がったケースや、冷静な分析が利益をもたらした例など、これらの情報は自己認識を深め、より効果的な取引方法を模索するための基盤となります。
さらに、市場の変動に対する自分の反応を理解することは、ストレスの多い状況下での取引スキルを向上させるためにも重要です。
したがって、取引履歴の徹底分析は、自己成長のための強力なツールであり、トレーディングスキルを向上させるために不可欠です。
過去の成功と失敗から学ぶことで、より効果的な取引戦略の開発と、将来の市場での成功への道が開かれるでしょう。
③ 負けパターンの特定と改善
負けパターンを特定し、それを改善することが大切です。
市場分析や取引戦略の誤り、感情的な判断など、連敗の原因を明確にし、それを改善する策を講じましょう。また、デモ取引を活用して新しい戦略をテストすることも有効です。
これらの戦略と対処法を実践することで、FX初心者は成功への道を歩むことができ、連敗時には効果的に対処し、自分のトレードスキルを向上させることができます。