「FXって複雑で難しい」
そう思ってしまっているあなた、それは難しく考えすぎてしまっているだけ、という可能性も大きいですよ。
僕は、聞いた人のほとんどみなさんに「こんなに単純で利益が出るんですね!?」という手法をメイン手法に使い、日々のFXトレードをしています。
この記事では、どんな切り口でFXチャートを見れば、超シンプルな手法を見つける手がかりとなるのかをご紹介していきます。
僕が使っている超シンプル手法を見出せたポイントをもとに、4つの切り口と検証の大事さをお伝えしますね!
FX歴9年の失敗と成功を踏まえて、わかりやすく丁寧に書いていきたいと思います。
FXを複雑に分析しても勝てるとは限らない
最初にお伝えしておきたいことがあります。
FXって、複雑に分析できるから利益を出すことができる。というものではないんです。
もちろん、たくさんのインジケーターやラインを使って、高い勝率を出すトレーダーさんもいるでしょう。
ただ、みんながみんなそうしないと稼ぐことができないか、と言われると、それはNOだな。と、僕は思っています。
複雑に分析をして成果を出すには、その1つ1つに持たせている意味をきちんと自分で理解することが大事です。
そして、それだけでは見えない要素や欠点を補うために、異なるインジケーターやラインを引く。
という順序になっていなければなりません。
学んだインジケーターやラインを手あたり次第チャートに表示すればいいわけではないんですね。
それでは最も肝心なローソク足の動きが見づらくなってしまいますし、自分の能力がその複雑さに追いつかない。ということが起こってしまいます。
僕も、一目均衡表とボリバンと水平線と・・・とやっていた頃が懐かしいです(笑) 当然使いこなせていませんでした。
初心者のうちは、シンプルに1つ1つの分析方法を大事にしていたはずなのに、いろんな知識を学んでいき、結果もうまく出ないとなると、どうしても複雑にチャートを見ようとしてしまうんですよね。
これはトレーダーの性だと思います。
僕も、一旦は複雑分析の弊害にやられ、あるとき「もっとシンプルにできないか」と考えたことで今があります。
だからこそ、シンプルな手法でFXに取り組みたいと考え、この記事に辿り着いてくれたあなたは、成功の一歩手前にいると思ってるんです。
超シンプル手法を作るための4つの切り口
チャートにいろんなインジケーターを入れまくり、ラインを引きまくり、画面も頭のなかもごちゃごちゃになってしまっている。
そんな方には、もっとシンプルなやり方でも、FXは勝てることををぜひ知ってもらいたいです。
ここでは、自分なりの超シンプル手法を見出すための4つの切り口、視点を紹介したいと思います。
①見る通貨ペアを固定する。
通貨ペアにはたくさんの種類がありますよね。
FX会社にとって「たくさんの通過ペアを取引できる」というのは、ユーザーのメリットのひとつになるため、どの会社もできるだけたくさんの通貨ペアを用意しています。
確かに、監視する通貨ペアの数を増やせば、チャンスは増えます。
しかし、そのたくさんの通貨ペア1つ1つを、きちんと分析できているか。ここがすごく大事です。
また、そのたくさんの通貨ペアのなかには、南アフリカランドやトルコリラなど、世界での取引量が小さいマイナー通貨と呼ばれるペアもあります。
取引量が少ないということは、テクニカルが効きにくく、経済や地政学的なニュースで大きく予想外に動くということも起こりやすいもの。
監視する通貨ペアを増やすよりも、逆に絞って、1~3ペアほどをきちんと分析するようにした方が、頭が整理されやすいですよ。
取引量が多いユーロドルやドル円、ポンドドルなどに絞ってみましょう!
②見る時間軸を固定する。
FXでは、時間軸もたくさんの種類がありますよね。
しかし、この時間軸についても、たくさんを監視すると頭がごちゃついてきてしまうもの。
見る時間軸を変えれば、同じ通貨ペアでもまったく違うチャートに見えますよね。
ここでも、どの時間軸についてもきっちり分析しようとするより、メインで攻める時間軸を決めてしまいましょう。
するとと、相場分析が落ち着いてできるようになります。
「1時間足をメインで見る」と決めたら、そのときの環境を認識するために4時間足を見る。エントリーポイントを絞るために15分足を見る。というように、目的を持ってその他の時間軸を見るようにしましょう。
メインの時間軸は、自分のライフスタイルに合わせて見やすい時間を選ぶのがオススメです。
③エントリーする時間帯を固定する。
FXは24時間取引ができるのが大きな魅力の一つです。
これにより、僕のようなサラリーマンでも、会社にいない夜や早朝の時間帯に取引をすることができます。
ですが、ここでも選択肢は増やすよりもまずは減らしましょう。
相場というものは、時間帯によって動きの大きさや性格が変わります。
- 早朝のオセアニア時間はボラティリティが小さく、
- 東京市場がオープンすると急にカクッと動いたり、
- 夕方のロンドン市場オープンから値動きが暴れ出し、
- 夜の21:30ごろ、ニューヨーク市場オープンからは騙し騙されの殴り合い。
というように。
すべての時間帯を制覇しようとするよりも、自分が得意で戦いやすい時間帯を見つけてみましょう。
ものすごい額を稼ぐトレーダーさんでも、苦手な時間帯があり、そこを避けることで自分のトレードに優位性を持たせているという人がほとんどです。
なんでもできる人が強い。というワケではなく、むしろ逆なんですよね。
僕は「FXのゴールデンタイム」とされるロンドン、ニューヨーク時間が苦手です。主に東京時間で取引することが多いですね。こんなヤツでも利益を出していくことはできるものなんですよね。
④使うインジケーターを1~2つにする。
テクニカル分析をするとすれば、頭に浮かんでくるインジケーター。
ローソク足だけのチャートでは見えない情報や視点を与えてくれるインジケーターですが、これもたくさん使えばいいかと言うと、そうではありません。
僕自身の経験も踏まえて言うのですが、初心者の人ほどインジケーターが大好き、という印象があります。
しかし、インジケーターを複数表示すると、チャートが非常に見づらくなります。
最も肝心なのはローソク足の動きや並び、そして形です。
また、多くのインジケーターを使うと、それぞれの分析は薄くなってしまいがちです。
「全部のインジケーターのサインが揃ったときにエントリーすれば勝てる」という考え方も、実はうまくいきません。
それよりも、自分の見やすいインジケーターを1つ、多くても2つまでに絞って、そのインジケーターで見られる情報をしっかり見るようにしましょう。
移動平均線が好き、見やすい、ということなら、移動平均線。そこで買われ過ぎ売られ過ぎもチェックしたいということならストキャスティクスを加える。
というように、1つのインジケーターを大事にし、足りない部分を他で補う。という考え方をすることで、思考も手法もシンプルにできます。
僕もメインの確率論手法では平均足だけ。サブの裁量ゴリゴリの手法はボリンジャーバンドだけしか使ってないですよ!
超重要。仮説とルールを決めたら検証で確かめる。
上の4つの切り口で、チャートの分析をシンプルにしたら、そこから得られそうな優位性を探してみましょう。
その優位性をもとに、超シンプルな自分なりの手法、ルールを作ります。
例えば、
などです。
適当な例なのでこれに優位性があるというワケでは決してありませんが、超シンプルですよね。
そして、大事なのがここからです。
その超シンプルな手法のロジックやルールを作ったら、それが過去のチャートでどのくらい機能するか、それを検証してほしいのです。
この検証、絶対にしてください!!
僕がFX歴9年のうち、5年間勝てなかったのはこの検証を面倒がってやらなかったからなんです。
逆に、6年目にやっとツールを導入して、しぶしぶ過去検証を始めたら、のめり込んでしまいました。
その結果、15年の過去検証をしてもしっかり利益を取れる超シンプル手法ができてしまったのです。
もちろん、現在もこの手法を使ってのトレードをしています。
検証で利益が出せるという結果が出れば、安心してそのルールを使うことができます。
もし、検証の結果でマイナスになってしまうということだったら、実はそれもすごい宝物なんです。
だって、逆のことをすればプラスになると考えられるワケですから…!
検証ツールは、世界中のトレーダーが愛用するForex Testerを思考停止で選んでおけば間違いはないです。
▼検証の重要性と有効性を熱く語った記事はこちら。
検証してない手法はただのアイデアです。絶対検証してくださいね!(←しつこい)
べれたの超シンプル手法
今ほどチラリと触れましたが、僕自身のメイン手法が、まさに超シンプル手法です。
本当に、この記事に書いたとおりの切り口と、増やすより減らすという考え方に変えることで出会えた手法なのです。
- 通過ペアは1つだけ
- 1時間足しか見ない
- トレードする時間も決まっている
- インジケーターは1つだけ
そして非常に機械的なルールなので、今日FXを始めた人でも再現できるルールになっています。
自分なりにたくさんの知識をインプットして勉強してきたつもりでしたが、実際に勝たせてくれるのはこんなに簡単な手法だったことを思うと、自分で苦笑してしまいます。
でも、超シンプル手法のメリットでここにもあって、それが人にも教えやすいということなんですよね。
例えば、この手法なら現在FXを知らない妻でも、教えれば理解できます。
そうして教えておけば、僕が死んだとしても我が家はFXでコツコツ利益を出すことができるでしょう。
息子も、中学生くらいになれば難なく理解できるでしょう。(まだ4歳ですが)
こんなふうに、家族を守る手段にもなるんですよね。(実際に、きょうだいや仲のいい友人にはすでに教えてしまっています)
▼こちらがその手法
シンプルな頭で考えられて、実行もしやすい超シンプル手法、あなたも作ってみてくださいね!