FXをやりたい、あるいはやり始めているけど、実際に儲かる人の割合ってどのくらいなんだろう。
未来を予測するのはFXでも人生も難しいことですよね。
なので、このように儲かる人の割合や確率って、とても気になるものです。
この記事では、FXで儲かる人の割合をある調査の結果をもとに確認し、そのうえで、その数字を楽観的に捉えるのは危険であることをお伝えしていきます。
この記事を読むとこんなことがわかります。
- FXで儲かる確率は6割
- FXで儲け続けられる確率は1割ほど
- FXで儲け続けられ人になる方法
FX歴9年の僕が失敗やそこからの這い上がりの経験を踏まえ、丁寧に書いていきますね!
一緒にFXで儲け続けられる人になりましょう!
FXで儲かる確率は6割?調査結果と注意点
金融先物取引業協会というところが行った「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査」の調査結果報告書というものがあります。
のっけから漢字をたくさん見せてしまってすみません…。
実はこの調査結果を見ると、FXで儲けが出た人の割合は全体の6割を占めるということがわかるのです。
この結果を見てどう感じられますか?
「え!FXって難しいと聞いていたけど、儲かる人の方が多いんだ!」
「FXでは9割が負けるってよく聞くけど、そうなんだ!」
と、感じられたのでは?
僕もめっちゃそう感じました。FXって、思ったより簡単そうだ!と。
でもこの結果、6割という数字だけを見て信じるのはちょっと危険です。
調査の質問文がポイント
冒頭にご紹介しました、金融先物取引業協会の「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査」。
このQ15の部分が、儲かる人は全体の6割という数字の根拠になっているのですが、設問に注目してみましょう。
「FXによる昨年の利益額(損失額)はいくらでしたか。」
という質問文になっているのです。
はい。大事なのは「昨年の」というこの一言。
つまり、この6割という数字は、直近1年間に利益が出た人の割合なのです。
おととしのことや、これまでのトータルで利益が出ているかという質問ではないのです。
「昨年は儲かったけどおととしはかなりマイナスだった」という人や、「数年続けているけど、昨年初めてちょっと利益が出た」という人も含まれるワケですね。
1年単位で見ると6割の人が儲かっているのかもしれませんが、同じ人が毎年6割に入るとは限りません。
いや、むしろ毎年儲かる側に入れる人はかなり少ないと思われます。
FXで“儲け続けられる”確率は1割ほど
この調査の結果をこのような観点で見ると、僕はやはり、巷でよく言われる「FXで儲かる人は1割」という方が真実に近いだろうなと思います。
短期的にたまたま儲けを出すことは、実はそんなに難しくありません。
極端に言えば、上がるか下がるかを1回当てれば、儲けが出たということになりますからね。
FXをギャンブルのように考え、単発で利益を出せればそれでOKという人ならばそれでもいいのですが、そんなふうに考えている方はかなり少ないでしょう。
あなたも、長期的に利益を出す力を身に着け、人生をより良くしたいと考えてFXを始めたのではないでしょうか?
「FXってやっぱり1割の人しか勝てないのか…」と思った方、ちょっとだけお待ちを…!
僕は「1割」に入るのって、言うほど難しくないのではないか、と思っています。
「個人の時代」と言われ、副業が盛んになっている今、FXに参入してくる人は非常に多いと思います。
つまり、全体の数はどんどん増えているんです。
でも、大半の人は「とにかく早く儲けたい」という気持ちで、勉強もそこそこに、検証もせず、いきなりリアルトレードでお金を賭けるという人だと思います。
これは、僕も初心者のころこれと同じ行動を取ってしまっていたこと、Twitterなどで仲良くしてもらっている方たちも、初心者のころ同じ行動を取って失敗したと話されていることからも、かなり高い確率で正しい見解ではないかと思っています。
FXで儲け続けられる人になる方法
逆に言うと、しっかりとFXの基礎を学び、9割の人が面倒がって避ける過去チャートを使っての検証にじっくり取り組むことをすれば、少しずつ1割に食い込んでいけます。
具体的に言うと、次の流れでFXにじっくり向き合い、取り組んでみてください。
①自分の得意な分析方法を1つ決める。
まずは得意な相場の分析方法を決めましょう。好きなインジケーターや水平線などのライン、なんでもいいです。
その分析方法を、過去のチャートで黙々と繰り返し見ていきます。
そのなかでエントリーポイントや決済のルールを決めていくことで、手法の案ができていきます。
もしすでに自分なりの手法の案や、誰から教わった手法を持っているならば、次の手法の検証から始めていけばOKです。
②その手法の案を検証ソフトで検証する。
次に、その手法がどのくらい機能するか、これまた過去チャートで黙々と検証していきます。
検証ソフトは、もう正直「Forex Tester」一択です。他と悩む必要がないくらい、機能も操作性も整っているソフトです。
試行回数は多ければ多いほど信憑性が高い結果が得られますが、少なくとも100回や200回は必要と思いましょう。
回数が少ないと確率が集束せず、結果に偏りが出てきてしまいます。
しっかり検証した結果、利益が出る手法ならば、実践でもブレずにそれを繰り返していけばいいだけ、という話しになります。
先に過去検証で手法のスペックを把握しておけば、実践でも焦らず疑わずその手法でのトレードを繰り返していくことができますよね。
③プラスの期待値の手法を繰り返していく。
長期的にも利益が出せる手法のことを、プラスの期待値の手法とも言います。
②のステップでプラスの期待値の手法が見つかれば、先にも触れましたが、淡々とこのルールを繰り返していけばいいということになります。
その結果、長期的にも利益が積み上がっていく、資金が増えるごとにロットも大きくすることができ、同じトレードを繰り返しているだけなのに得られる利益は大きくなっていきます。
ときには連敗したり、大きな負けを被る時期もくると思います。
そんなときでも、ブレずにその手法を(正確にはその手法を作るまでに行った検証のプロセスを)信じましょう。
このときに絶対にしてはいけないのは、「この手法は使えない」と捨ててしまい、他の手法を探しにいくこと。
その手法がうまくいかないのは、単に相場の環境が手法に合っていないから。という可能性が高いです。
また、過去検証したときの連敗期の記録と現状を比べ、想定の範囲内かどうかを確認してください。
もし想定の範囲に収まらないと感じる成績ならば、手法の微調整を行うことでうまく乗り切れるかもしれません。
とにかく、焦ってまったく新しい手法に飛びついたりしないこと。
もし「新しい手法がいい」と思っても、そのときはまた①と②のステップを必ず一から踏んでください。
焦りは大損失のもとです。
この①~③のステップを踏むことで、9割の負け組から抜け出し、上位1割に居続けることが可能となってきます。
この①~③のステップは僕が何をしても勝てないという状態から抜け出したときに実際に取ったステップです。
めんどうだけど、ここが大事なんですよね…!
あなたは1割になれるか・・・!
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました!
でもおそらく、この記事をここまで読んでくれた方でも、検証ソフトの「Forex Tester」をダウンロードして、実際にコツコツ検証してみる。という行動を取れない人の方が圧倒的に多いと思うんです。
そうなんです。こういうところから、すでに1割のFXで儲かる確率に入れる人が決まってきます。
このブログではもう本当にいろんな記事でも言っていますが、キーワードは「検証」です。
これを抜きにFXで儲かる確率を上げることはできません。
そして、具体的な行動を即座に取れるかどうか。
儲け続けられる1割に入るためには、このことを決して忘れないようにしてくださいね!
※13年分、約3000回のトレード検証を行って作り上げた僕のメイン手法