「勝てる人のFXは作業ゲーに近い」ということを見聞きしたけど、具体的にそれってどういうこと?
この記事は、そんなあなたに向けて書いたものです。
複雑な分析が超苦手で、周りに驚かれるほど単純なルールの手法でFXをしています。そんな僕の実体験を踏まえて、作業ゲーなFXを解説していきますね。
この記事を以下のことがわかります。
- FXは作業ゲーという実際の意味
- FXを作業ゲーにするための3つの視点
- まさに作業ゲーな手法で利益を出している僕の手法
FX歴9年の僕が、右往左往、試行錯誤、紆余曲折の末に「作業ゲー的FX」にたどり着いた経験を踏まえて、丁寧に書いていきます。
FXは作業ゲーにするのはマイルールの存在
「そもそも、FXが作業ゲーってどういうこと?」
「チャートの分析をしてトレードするんじゃないの?」
と思っているあなた。僕もFXを始めたころ…というか割と最近までそう思っていました。
しかし、FXで利益を出せている人の多くは、自分のルールや型、パターンといったものがカチッと固まっているんです。
だから、都度都度チャートを分析してトレードの仕方を一から考えるのではなく、チャートが“自分のルールに当てはまる動きをしたときだけ”トレードしてるんですよね。
これがポイント。そしてFXが“作業”になる実際のところです。
- 自分のトレードするパターンになるまでじっと待つ
- そしていざなったら迷わずエントリーする
- 決済のルールもちゃんと決まってるから、そのとおりに実行する
ね、作業になってるでしょ。
FXを作業ゲーにする3つのステップ
では、どうすれば淡々と作業ゲーのようにFXトレードができるようになるのか。
それを見ていくとしましょう。
僕の経験上3つのステップがあると思っています。
- 自分に合ったトレードのやり方を決める
- 過去検証する
- 実践して改善していく
先に言うと、3つのなかで2番目の過去検証が最も大事なポイントです。
1と3は過去検証を上手に行い、リアルトレードで活かすための方法となっています。
では、順番に見ていきましょう。
①自分に合ったトレードのやり方を決める
過去検証を行うといっても、どんなトレードルールを検証するのかを決めなくてはいけません。
なので、まずは仮のルールを作るんですね。
この仮のルールを作るとき、注意したい2つの視点があります。
- 自分がわかりやすいパターンに設定する
- 生活リズムにあったルールにする
1つめについて、まず自分はどんなパターンでトレードを仕掛けていくかを考えます。
例えば数あるインジケーターのなかでも、自分がわかりやすいものとわかりにくいものがあると思います。
また、ラインを引くにしても、「水平線の方が得意」「トレンドラインの方が効くと信じている」などの考え方もあると思います。
相場ではどれが一番効くかという正解はないので、自分の好きなもの、わかりやすいものという視点で仮のルールを作っていくのがオススメです。
自分でもわかりにくいものを検証して実践していくのはちょっとしんどいですよね。
2つめは、結構忘れがちな部分なので特に注意です。
チャートをどれだけ監視できるか、何時ごろならチャートを見れるか、という部分を考えないで仮のルールを作ってしまうと、いい検証結果が出ても実践できないという悲しいことになってしまいます。
僕のように会社勤めでも、デスクワークだけの仕事ならば、チラチラとスマホで相場を見れるとか、いやもう子どもも寝て夜しか見れないんですとか、これは人によってさまざまな部分です。
1時間足を監視するのか、4時間足を監視するのか、はたまた5分足を見て深夜のスキャルピングをするのか、などなど、自分に合ったトレードスタイルを前提に仮のルールを作りましょう。
②過去検証する
仮のルールを決めたら、いよいよ過去検証を行っていきます。
過去に実際に起きたチャートの動きを題材に、作った自分の仮のルールが機能するかを確認していく作業です。
例えば、仮のルールが「移動平均線のパーフェクトオーダーで短期線で反発したらエントリー」「リスクリワードは1:2」と決めたなら、過去のチャートでひたすらそのルールを実践していきます。
これを充分な数行うことで、そのルールの期待値がプラスなのかマイナスなのか、連敗やドローダウンはどのくらい起こりそうなのか、事前にアテがつくのです。
この事前のアテがついていると、リアルトレードでの実践の際に、自分なりの納得感や安心感をもつことができます。
過去検証でのトレード数は、最低でも100回や200回はほしいというところです。それ以下ですと、確率が偏ることがあり、実際の期待値とは乖離した結果になってしまいます。
過去検証について詳しいことは、こちらの記事に書いています。
検証の結果、期待値がマイナスになってしまった場合の活用方法も書いていますよ。
過去検証の威力を知った今、FXは思考より試行だと思っています!
検証ソフトを使うのが断然オススメ
過去検証のやり方は、MT4などである程度過去にさかのぼって自分でチャートを少しずつ右に動かす、という方法でもできますが、つい1本先のローソク足が見えたりすると、都合のいいようにトレードをしてしまうことをやってしまうので、僕はこのやり方はしません。
そして記録も自分で取らないといけないので時間がかかって仕方ないです。
なので、検証ソフトを使うことを断然オススメします。
そのなかでも、もっともオススメで鉄板な存在なのが「Forex Tester」です。凄腕トレーダーさんたちもみんなこれを使ってますよね。
僕もある凄腕トレーダーさんにオススメされて、「これで勝てるなら」と即決しました。
勝つための練習を自分でいつでもできるんですから、最強のアイテムです。
まずは無料がいいという方は「Think Trader」というツールもあります。
説明もツール内もすべて英語オンリーなのがネックですが、こちらも使えますよ。
スマホアプリ版は肝心の過去検証ができないので、PC版を使いましょう。
お金を得るための投資は、ある程度積極的にした方が絶対イイです。
③実践して改善していく
過去検証が終わり、期待値がプラスのルールが見つかれば、実践をしていきます。
個人的には、デモトレードよりもリアルトレードの方がオススメです。
デモトレードでは、「自分のお金が増減する」という感覚が経験できないからです。
この“実践”の段階でもっとも大事なのは、リアルタイムの相場において、決めたルールをちゃんと実行できるか、という部分。
個人的には、1,000通貨くらいのロットでリアルトレードを行うと、10pipsで100円という規模感なので、適度な緊張感もあってオススメです。
また、自分のルールを実践していくうちに、新たな改善案が見つかることもあります。
そうしたひらめきは大事にし、検証を再度やってみたり、実践トレードのなかで少しずつ試したりしてみましょう。
損失を回避できたり、利益が伸ばせたりと、プラスに働いてくれる改善点になる可能性があります。
改善案を思いつくのは、同じルールを繰り返していると得られる大きなメリットですよ。
作業ゲーなFXで利益を出している僕の手法
そんな僕自身はどんなトレードをしているかというと、まさしく「作業ゲー」という表現がピッタリの、一風変わった手法を使っています。
特徴を挙げると以下のとおりです。
・テクニカル分析がいらない
・相場を予想しない
・マルチタイムフレーム分析しない
・見るのは1時間足のみ
・エントリーから決済までルールが明確
・中学生でも再現できる簡単ルール
・スマホだけで実践できる
・毎日のトレードが1~2分で完了
チャートをほぼ見ない、分析を一切しないというところがもっとも特徴的だと思います。
しかし、相場のクセや、負ける人の特徴の逆のことを行うルールにするだけで、優位性のあるトレードルールは作れるものなのです。
知った人には驚かれるほど単純なルールなのですが、充分な過去検証を行って優位性を確認しています。
行った過去検証は15年分。回数にして3,500回以上の検証トレードを行っています。その結果、マイナスになった年は1年もありませんでした。
あとは、このサイトタイトルのとおり、毎回の勝ち負けは確率論でとらえ、淡々と同じルールでトレードを繰り返し、トータルでプラスの収益を作っていくスタンスでやっています。
そんな僕の手法は、以下のnoteで公開中です。
FXは作業ゲーにして、力まずにやろう
この記事の内容をまとめていきましょう。
“作業ゲー”なスタイルのFXとは、以下のようなトレードをすることです。
- 自分のトレードするパターンになるまでじっと待つ
- そしていざなったら迷わずエントリーする
- 決済のルールもちゃんと決まってるから、そのとおりに実行する
やることをあらかじめ決めておいて、普段はそのとおりに“こなす”だけ。ということですね。
そして、そんな作業ゲーなFXを実現するには、以下の3つのステップで進みましょう。
- 自分に合ったトレードのやり方を決める
- 過去検証する
- 実践して改善していく
なかでも2番目の過去検証。これがカギを握っています。
勝っているトレーダーのなかには「チャートめちゃくちゃ検証した」とTwitterなどで発信している方も多いです。
これ、やり方はいろいろあったとしても、つまり過去検証をしていたという意味合いです。
作業ゲーにするだけでなく、避けるとFXで勝てないステップとも言えるでしょう。
僕も勝てないで悩んだ5年間は、過去検証を避けて通っていました。
そんな僕でも、自分なりのルールを決めて、15年分、3,500トレード以上の過去検証に取り組んだことで、まさに「作業ゲー」というにふさわしい独自の手法を作り、その年から毎年利益が出せるようになりました。
ぜひあなたも、作業ゲーなFXに取り組んで、生活のなかに溶け込んだ、ストレスの少ないFXを実践してみてください。