ステップ⑦「欲張りユーロ」の完成

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べれたの物語

寒気がするほど面倒がっていた検証。

しかし、いざやり始めてみたら結構ハマる作業だと知ったべれた。

目標は「4時間アベレージ」を超える優位性、お手軽さのある手法。

初めてちゃんと取り組む検証という作業に苦戦。

それでも、検証のあるポイントに気づくことができ、僕は自分が知るなかで(ほかのサイトやこれまで買った有料商材も含む)最も簡単でシンプルな手法を作ることに成功したのでした。

当「リアルステップ」シリーズの最終回です。

期待値プラスが出ない日々

過去検証の目的は、気まぐれに見える相場の動きのなかで、わずかでもいいから「優位性」を見つけること。

その優位性を味方につけることで、期待値がプラス、つまり「長期的に見れば利益が出ていくルール・手法」を作ることができます。

 

しかし、この優位性というものがなかなか見つかりません。

初心者FXトレーダーでも迷わず判断できるような、シンプルなエントリーと決済ルールにこだわっている部分はありましたが、それにしても利益が増えていきません。

3年分ほどの過去検証トレードを淡々と行っても、出るのは資産がマイナスになるか、トントンで変化が出ないルールばかりでした。

 

そんな成果が出ない検証生活が4ヶ月ほど続きました。

やはり、高度なテクニカル分析ができないと、FXは勝てないようになっているのか…

べれた
べれた

まあ、そう簡単に勝てる手法が見つかれば誰も苦労しないか…

そんなふうに考え、その日も夜遅く妻と子が眠るベッドに横になったとき・・・

ふとあることに気づいたのでした…!

期待値がマイナスの逆をすれば…?

そう、それがコレでした。

先ほどしれっと書いた一文。

3年分ほどの過去検証トレードを淡々と行っても、出るのは資産がマイナスになるか、トントンで変化が出ないルールばかりでした。

資産がマイナスになる…

マイナスの反対はプラス…

べれた
べれた

これ、ルールをまったく逆にしたらプラスになるんじゃ!?

そうなのです。

 

トレードの回数を重ねたら資産がマイナスになるルール。

これを、エントリー条件はそのままに、

  • エントリー方向を逆にする
  • 利確と損切りの幅も逆にする

とすれば、プラスになるのではないか?

そんなことに気づいたのでした。

べれた
べれた

今にして思えば、もっと早く気づけたのでは?と思うこともありますが、まあ結果オーライです(笑)

優位性≒偏り

つまり、こういうことなのです。

優位性とは、ランダムに動くように見える相場において、ちょっとした「偏り」を見つけることができればいい。

それが利益になる方向でも、損失になる方向でも、とても大きな資源になり得ます。

前者ならそのルールのまま。

後者ならそのルールの逆をすれば、利益の出る偏りに得る。

 

最後に「なり得る」と含みを持たせたのは、スプレッドの存在があるからです。

スプレッド分はトレーダーにとってマイナスに作用してしまうので、きれいに損失分が利益になることはありません。

つまり、目減りしてしまう可能性が大きいのです。

 

なので、偏りが小さなものだと、べべりした分でトントンになったり、逆にしてもマイナスになったりすることがあります。

べれた
べれた

実際、このスプレッドのトラップにはかなり悩まされました。

それでも、これまで試して長期的にマイナスになったルールは、逆にするとプラスになるものも出てきました。

さらっと書いちゃいましたが、この瞬間はめっちゃ大喜びしました。

べれた
べれた

ッシャー!キタコレおれの時代!!

くらいのテンションにははしゃぎましたね。

 

ここまで来たら、あとはどんなルールだとより利益率、または期待値が高くなるのか。

プラスの期待値に変わったルールをヒントに、再び過去検証で細かい試行錯誤を重ねる日々を送りました。

負ける人の逆をする優位性

利益率を伸ばすというのも、簡単には言えるけど悩ましい課題でした。

もういっそ、すでに見つけている優位性のルールで決めて、あとはひたすら検証回数を重ねていく工程に入ろうかとも思いました。

しかし、ここでもまたあることに気づきました。

 

そのあることとは、またもや「逆」がポイントでした。

よく言われますよね。

「勝つトレーダーにはそれぞれの特徴があるが、負けるトレーダーには共通点がある」と。

その負けるトレーダーの共通点というと、

  • コツコツドカンで負ける
  • 損大利小
  • 損切りできない
  • 連敗期にやめる
  • 短期で儲けようとする

意味合いが似ているものもありますが、大体この辺です。

特にルール作りにおいてヒントになったのは「コツコツドカン」や「損大利小」でした。

 

損は小さく、利益は大きく。

そんな「損小利大」が大事と言われますが、負けるトレーダーはこれがなかなか難しい。

 

そこで、勝てる手法を考える際にこう考えました。

利確は遠くに、損切りは近くに設定したルールに決めておく。

コツコツ負けて、それ以上にドカンと勝つ。

そんなリスクリワードが高いルールにしようと考えてみました。

勝てる…!勝てるぞぉ…!

これまでのシンプルなルールに、リスクリワード比の高さを取り入れ、新たに検証を繰り返す日々を送りました。

するとどうでしょう…

べれた
べれた

勝てる…!勝てるぞぉ…!

利益率が大きく改善し、検証を1年分終えるごとに興奮。

ついついム〇カみたいなテンションと発言をしていました。

 

やはり、損小利大というキーワードは利益を出すために効果的なようです。

ふと思えば、4時間アベレージも損小利大のルールにしていて、期待値がプラスになっていた手法でした。

負ける人の逆をやる。

こういう逆張りは結構キマりやすいということを実感した経験でした。

現在のメイン手法、ついに完成

裁量がいらないほどシンプルで明確なルール。

確率論に任せて淡々と同じことを繰り返していけば、長期的に利益が出るロジック。

そんな手法を追い求めて検証を始めて約半年。

ついに現在も僕がメインで使っている手法が完成しました。

 

手法の特徴から「欲張りユーロ」と名付けたこの手法は、僕が知るなかで最も簡単な超シンプル手法です。

もはや中学生でも、いやもっと言えば小学5~6年生でも聞いたその場から十分マネできるルールだと思います。

そんなルールでも、過去検証10年、実践2年で毎年プラスに終わるという成績となっています。

この手法はnoteにて公開中なので、詳しい内容にご興味がある方はぜひ無料部分だけでも読んでみてください。

【公式・正規】確率論に任せて分析・予想いらず。シンプルを極めた完全無裁量FX手法『欲張りユーロ』|べれた
最終更新:2024年3月14日 この手法の最大の特徴は… ◆テクニカル分析や相場の予想が一切必要ない「完全無裁量」の手法 ◆「簡単さ」と「再現しやすさ」にこだわった明確なルール(小学5~6年生でも聞いたその場で実践できるレベル) ◆毎日1~2分でその日のトレードが完了 ◆14年分(2009~2023年)の過去検証&実践...

シリーズのおわりに

  • FXを知り、入門書を読み込んだあのとき

  • すぐに実践トレードをし、打ちのめされたあのとき
  • 長くてつらい手法探しの旅の果てに挫折したあのとき
  • 確率論と出会ったあのとき
  • 検証の偉大さを知ったあのとき
  • 失敗しながらも検証をあきらめなかったあのとき

これらのステップのどれかひとつでも欠けていたら、きっと僕は今も負け組トレーダーだったことでしょう。

あるいは、とっくにFXで稼ぐことをあきらめてしまっていたかも。

そんなリアルな経験と、リアルなステップ(順序)があって、今の僕があります。

 

はてさて。

僕の実体のリアルさが、このシリーズで伝わったでしょうか?

そもそもこのシリーズは、

  • 僕、べれたというサラリーマン「FXトレーダーが実在すること
  • たくさんの失敗と大事な気づきを得ながらステップを上ってきたこと

この2つを感じていただくために書こうと思ったものでした。

概要を合わせると8記事に渡る「べれたのリアルステップ」シリーズ。

もしここまで完読してくださったのならば、あなたには心からの感謝を申し上げます…!

 

そして、あなたも僕のステップを参考にしていただければ、きっと勝ちトレーダーに大きく近づけるものと信じています。

ダメダメトレーダーがなんとかかんとか勝てるトレーダーに這い上がり、超シンプルな手法で利益を上げている。

そんなことを実感してもらえれば幸いです。

では、最後に一緒にご唱和ください!

べれた
べれた

FXなんて確率論!!

↑無茶ぶり

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