あの手法を試してみたけどダメだった。
有料商材の手法、最初は勝てたのに勝てなくなった。もうやめよう。
今度はこの手法を試してみよう!
と、なって延々と勝てないままループしていませんか?
いや、偉そうにごめんなさい。これはまさしく勝てない状態だったときの僕そのままです。
でも、この“手法あれこれ状態”の真っただ中にいる方も多いいるはず。
この記事は、そんなあなたの考え方を変えるきっかけになればと想い書いていきます。以前の僕が変われたように。
FX歴9年の僕が丁寧に書いていきますね。
“手法あれこれ状態”はギャンブラー状態
そのとき手に入れた手法を「これは良さそうだ」とコロコロ変えていくのはオススメしません。
というのも、すべての手法には例外なく、調子のいいときと悪いときがあるからです。
その手法にとって地合いのいい相場であるか悪い相場であるかが関係してきます。
そのため、短期的な「うまく勝てた」や「全然勝てない」では、その手法の正しい評価ができないのです。
評価ができないうちに別の手法に手を出すのは、自分の手が決まっていないギャンブラーです。
「今日はこの手法が当たればいいな」と思っているワケですからね。
ギャンブラーではなくカジノオーナーになろう
一方で、カジノオーナーは、各ゲームにおいての優位性を知っていて、淡々とギャンブラーとのゲームをこなします。
たった数%の優位性でも、ゲームの回数が増えるたびに、カジノ側の利益が大きくなっていくのです。
僕たちFXトレーダーが目指すのは、このカジノオーナー側です。
ギャンブラーになっていては、いつまでたっても利益は安定しません。
自分に優位性のあるルールや手法を決めて、あとは毎日毎回淡々と同じルールでのトレードを繰り返す。
勝ったり負けたりを繰り返しながらも、一定の数のトレードを積み上げるなかで、最終的には利益が残る。
そのことを信じ、日々淡々と自分の決めたルールを守ったトレードで利益を重ねて行きます。
もう一度言いますが、僕たちFXトレーダーが目指すべきは、このカジノオーナー側のスタイル、考え方です。
ちなみにこれは『ゾーン』という著書のなかで僕が一番学んだ部分です。
トレードで安定した利益を出していくためには、必読の名著と言えます。とってもオススメです。
「確率論的思考」でカジノオーナーに
カジノオーナー側になるには、優位性や期待値、そして確率論的思考が重要になってきます。
そのルールでトレードを重ねれば利益になる優位性、つまりプラスの期待値になることがわかっていれば、安心してそのルールを運用することができます。
ただ、1回1回のトレードが勝つか負けるかは、誰にもわかりませんよね。
しかし、わからなくていいのです。
どのくらいの割合で勝ちと負けが出るのか事前にわかっていれば、それに従ってルールを繰り返していけばいいのです。期待値がプラスのルールなのですから。これが確率論的思考です。
大事なのは期待値がプラスになるルール、手法を自分が持っていること。
これは検証をすることで効率よく見つけることができます。
あるいは、すでに検証や実践で期待値がプラスになっているという手法からヒントを得るのもアリですね。
▼僕が15年分の検証をして毎年期待値がプラスだった手法
検証は面倒。だけど実践より絶対早い
あるアイデアからルールを作り、実際に過去のチャートを追って検証するというのは、地道で時間がかかり、大変な作業です。
しかし、過去のチャートで何百、何千というトレードを繰り返せば、そのルールの期待値がプラスなのかマイナスなのか目安ができます。
プラスならそのまま運用。マイナスなら反対にエントリーすればプラスになります。
検証を面倒がって、少ないロットで実践トレードをしたくなる気持ちもすごくわかります。
過去の僕が実際にそうでしたからね・・・。
案の定勝てませんでした。
しかし、実践トレードをするよりも、過去のチャートで検証をした方が、絶対に時間を節約できます。
面倒だけど、少しでも早く利益を上げるため。過去検証、がんばりましょう。
期待値プラスの手法を繰り返す
検証を行い、期待値がプラスの手法を繰り返せば、相場がかつてない動きをしない限り、利益を重ねられるということです。
そうなれば、あとはカジノオーナーのように、その期待値と優位性に淡々とかけ続ければいいのです。
想定しなかった連敗を経験することもあるかもしれません。
しかし逆に、想定を超えた連勝を経験することもあるでしょう。
今日や明日のトレードが勝つか負けるかはわからない。でも、大局で見れば、検証で見出した確率に収束すると知っている。これが大事なことで、今回お伝えしたかった「確率論的思考」です。
▼僕が15年分の検証を済ませている手法
いっしょにカジノオーナー的トレーダーを目指しましょう!