そしてFXで勝っている人はみんな、相場の行方を予想して、その予想をいつも当てている。
自分もFXで勝つためには、ファンダメンタルやテクニカルで分析し、予想をし、それを的中させる必要がある。
そんなふうに考えているあなた。それは間違いです!
もちろん、中には予想をしてそれを当てられる凄腕の人もいるでしょう。
しかし、勝っている人みんな、ではありません。
むしろ、勝っているトレーダーは自分の予想ではなく、自分のトレードルールの優位性と確率にかけているんです。
▼僕の予想も分析も“完全放棄”した独自手法
この記事では、「相場を予想して当てなきゃ」と考えているあなたに、相場での適切なスタンスをお伝えし、もっとリラックスしてトレードをしてもらうために書いていきます。

FX歴9年の僕ですが、「予想しない方がいい」気づけたのはつい最近です。その経験を背景に書いていきますね!
この記事を読むと、こんなことがわかります。
- FXの相場はそもそも予想なんてできない
- 予想でなく、確率で考えてトレードするのが有効
- 相場をまったく予想しない、べれたの手法の存在
FXで勝つためには、知っているか知っていないかの差は大きいです。
ここはトレーダーのスタンスにもかかわる大事なポイントなので、ぜひ参考にしてみてください!
ではでは!参りましょう!
そもそも相場の予想なんて誰にもできない
結論から言います。最初にハッキリと理解しておきましょう。
FXをはじめ、相場の予想なんて誰にもできません。
いや、予想自体はできますが、それを毎回的確に当てることはできないのです。
その理由は細かく言うといろいろありますが、そこはあまり重要ではありません。
簡潔に言っちゃうと理由はただ1つ。
世界中のトレーダーがいつ、いくらの資金を、どっちの方向に投じるかなんて、誰にも把握できないからです。
ご存知のとおり、相場はそこに参加しているトレーダーの動向によって動きます。
ロングに投じられた資金の方がショートに投じられた資金より大きければ、価格は上がります。
それを予想するには、世界中のトレーダーの動きを把握しないといけません。
そんな芸当は人間にはムリです。できる人は人間ではなく神です。
しかも、相場には少額から始めた初心者から、金融機関や大富豪の投資家までいるんです。
後者の人たちは、大衆の動きに逆らって、自分だけ効率よく稼ごうと仕掛けてきたりします。実に人間らしいですよね~。
そんな“あまのじゃく”的な人もいるなかで、自分一人は予想が的中させられるというのは、もはや自信ではなく勘違いです。
FXは予想よりも確率で考えてトレードするべき
「でも、『このチャートパターンが出たら上がるからロング』って言う人もたくさんいるよ?あれは予想じゃないの?」
と思った方もおられると思います。
しかし、実はそれは予想ではないんです。
確率にかけたトレードなんです。
WトップやWボトム、三尊、三角持ち合い、いろんなチャートパターンがありますよね。
これらのチャートパターンを根拠にしたトレードは、「ネックラインを越えたらそっちの方法にエントリーすると勝てる確率が高い」という話。予想ではありません。
「こうすれば勝てる」のではなく、「勝てる確率が高い」ということなんです。
勝てる確率が高く、利益が出る期待値が高いところでトレードを行い、それを繰り返すことで安定した成績を出すことができる。ということなんですよね。
最近では、こんな考え方を見聞きすることも増えてきました。
僕はこの「確率で考える」ということを自分なりにもっと突き詰めてみようと思ったのです。

なんか、今まで見ていた世界が変わる気がしたんですよね。

相場を予想してトレードするデメリット
自分なりに相場の行方を予想すること自体は可能です。
問題は、それが的中するかどうか。
的中したときは、そりゃもう最高の気分ですよね。「自分は相場をつかんだ!」というような高揚した気持ちになるでしょう。
しかし、外れたときはどうでしょう。
自信があった予想であればあるほど、複雑な分析によって導き出した予想であればあるほど、「逆行した」という事実はあなたの心を傷つけます。
トレーダーにとって、平常心や冷静さを失うことほど危険なものはありません。
そう、予想をもとにしてのトレードは、外れたときにメンタルを崩しやすいという点にあります。
正常なメンタルを崩してしまうと、「どうにでもなれ」精神で無茶なロットでトレードして自爆してしまう。
そんな実際の失敗談を、ネットでは見かけることもあります。
そして、僕の経験からも、自爆というほどの大きな被害は経験していないものの、いつもの数倍などのロットで大損したことは何度かあります。
こういうことをしていたら絶対にトータルで勝てません。
トレーダーが目指すべきはトータルで勝つこと。
そのために必要なことは2つ。
- 期待値がプラスになるトレード手法(ルール)
- その手法をいつでも続けられる冷静なメンタル
これです。
予想という要素は必須の要素ではないのです。
むしろ、今ほど話したとおり、メンタルを崩す可能性という点ではマイナスに働くこともあります。
確率論でトレードする僕のシンプル手法
トータルで勝つために必要なのは、メンタルともう1つ。
期待値がプラスになるトレード手法、と書きました。
あなたは期待値がプラスの手法をすでにお持ちでしょうか?
ここでは、僕の相場を予想しないシンプルな手法のことをご紹介します。
ルールを書き出したらたった3行ほどの、単純な手法です。
- 毎日決まった時間にチャートのある部分を見て買いか売りかを決める。
- 固定されたpipsで損切りと利確を決めでOCO注文を入れる。
- 決済されるまで放置。
1.については、チャートパターンですらありません。
毎日決まった時間なので、特定のチャートパターンができていることは稀ですからね。もっと単純で、誰が見ても判断に迷うことのないポイントです。
こんな単純なルールの手法でも、15年分という長期間の検証を行い、毎年プラスになることを確認しています(このうち直近2年間は実践でもプラス)。
15年間分、約3,500回のトレードを1つ1つ手作業で検証しての結果なので、今後も期待値はプラスになるものとして僕のメイン手法として採用しています。

3,500回の試行でマイナスになった年は1年もなかった。確率で考えれば、今年も来年もプラスになる可能性が高いですよね!
ガチガチに予想するFXより、確率で考えるFXを
チャートパターンや、さまざまなインジケーターを駆使しても、100%勝てる手法やロジックはありません。
「勝率」という言葉が出てくる時点で、FXトレードは確率の世界なのです。
このことを意識して、さらに味方につけようと考えてみてください。
きっとFXがもっとシンプルで気楽なものに感じられるはずです。
それを体感するのには、検証が一番の近道です。
何か1つのロジックでいいので、淡々と検証ツールを使ってそのルールを運用してみてください。
プラスの期待値が出るものが見つかれば、人生はかなり豊かになりますよ!
▼僕の予想も分析も“完全放棄”した独自手法
