「FXを始めてしばらく経つけど、成功と失敗を繰り返してなかなか勝てない」
「勉強すればするほどFXが難しくなっている気がする…」
これ、ものすごく“あるある”だと僕も共感します。まさしく同じことを考えて、鬱々と過ごしていた時期が結構長かったのです。
ここでちょっと振り返ってみてください。あなたは以下の項目にいくつ当てはまりますか?
- チャートにいくつもインジケーターが表示されている。
- エントリーする条件が複雑になっている。
- 決済の条件が複雑になっている。
- ずっとチャートを見て値動きを追っていないといけない。
もしこれらに当てはまるなら、それは過去の僕とまったく同じ、勉強しても勝てない。いや、むしろ勉強するほど勝てない状態になってしまっている可能性が高いです。
実は今の僕は、拍子抜けするほどシンプルなルールでFXをしています。
そして、このルールに換えたことをきっかけに、ついにFXでトータルプラスにすることができたのです。
FXはシンプルなルールでやっても勝てるのです。できるだけシンプルにした方ことで成績がよくなったという僕のようなケースもたくさん見聞きします。
前置きが長くなりましたが、この記事では、FXに真面目に取り組めば取り組むほど、勝てなくなるというあなたのツラさを少しでも軽くできればと、FXをシンプルなルールでやるメリットや効果をご紹介していきます。
複雑になったものは、頭もルールも一度リセットして考えてみましょう。
FX歴9年の僕の経験を踏まえて、わかりやすく書いていきますね!
それでは参りましょう。
メリット① エントリーに悩まなくなる。
トレードをするためのチャート画面は、なるべくシンプルに、見やすくしましょう。
シンプルなチャート画面は、シンプルなエントリーによるトレードに導いてくれます。
テクニカル分析をするためのインジケーターには、ご存知のとおりいろんな種類があります。
インジケーターを2つ3つと重ねれば、よりエントリー精度を上げれば勝てるんじゃ?
これはFXを勉強し、いろんな種類のインジケーターを知るとついつい考えてしまうことです。
そのやり方が悪いというワケでは決してありません。それで勝てるようになる人もいると思います。
ただし、こんな記事に辿り着き、ここまで読んでくれているあなたには、きっとその方法は向かないのではないかと思います。もちろん、こんな記事を書いている僕も向かない側の人間です。
でも、これにはデメリットも多いんですよね。
- どのインジケーターを信じればいいか迷う。
- エントリー機会が減る。
- エントリーの結果に過度に期待してしまう。
パッと思いついただけでもこんなデメリットがあります。
特に厄介なのが3番目ですね。
複数のインジケーターが同じ方向性を示してエントリーしたのに、それがあっけなく損切りになると、「こんなに慎重にエントリーしたのに裏切られた!」と感じるのです(実体験腐るほどあり)。
そうすると、もう何を信じていいかわからなくなります。そしてFXに恐怖心を抱き、ますますトレードに悪影響を及ぼしてしまいます。
エントリーに悩んでしまうのはトレーダーとしてかなりよくない状態です。
エントリーしなければトレードは始まらないのですから。
信頼できるエントリーポイントを自分で決めたら、そこで迷いなくエントリーする。
そんなトレードをするためにも、エントリーのルールはシンプルなものにしておきましょう。
メリット② ストレスが少なくなる。
トレードのルールに裁量の余地が多いと、「このエントリーで本当に間違いないかな…」とエントリーしたあとに不安になるものです。
仕事や家庭のことで目の前にすることがあっても、常のポジションの現状が気になってしまいます。
正直、エントリーをしてポジションを持っているトレーダーは、100人中100人ポジションの動向が気になると思います。
しかし、あまりにその気持ちが強すぎると問題です。
その不安な気持ちは、早すぎる利確や損切りの躊躇や先延ばしを生みます。その結果勝てない。
こんな記事を読んでいるあなたは、きっと経験がありますよね。僕もたっぷりありますよ。
一方、エントリーの仕方も決済の仕方も、カッチリと決まったルールならば、毎回の裁量の余地はなく、機械的にトレードを実施できます。
複雑なルールだと裁量が必要になりやすいため、シンプルなルールで、ある意味機械的なトレードができる手法を持つのが理想的です。
メリット③ 過去検証がしやすくなる。
過去検証こそ、勝つために絶対的に必要なものです。逆にこれさえすれば勝てるようになると思っています。
エントリーや決済のルールがシンプルだと、この過去検証が簡単になります。
過去検証は、普段の取引とは違うソフトやツールのチャートを見て行うことになります。
使い慣れていないチャートを複雑にすると、エントリールールを満たすポイントを見誤りやすいんです。
また、複雑なルールだと、やはりそこには裁量の余地が生まれやすく、エントリーするべきところなのに、そのときの気分で見送ったり、逆に条件と違うところでエントリーしてしまったりしがちです。
そうなると、せっかくの過去検証も成績がブレてしまいます。それでは検証の意味を成しません。
一方、シンプルなルールなら迷いも少なく、きちんとルールを繁栄した検証がしやすくなります。
「20本移動平均線をローソク足が上抜いたら買い、下抜いたら売り」というルールならば、裁量の余地がなく、機械的にエントリーをすることができますよね。
作業もサクサクと進むので、効率的に検証を重ねることができるのもメリットです。
ちなみに、僕のオススメは「ThinkTrader」というツールです。
無料なのに自由度の高い過去検証が可能です。英語にしか対応していないのですが、有名なツールなので、使い方を解説してくれているサイトがたくさんあるので安心です。
FXのシンプルなルールの作り方
ここまで、FXをシンプルなルールでやるメリットを説明してきましたが、「じゃあどうやってシンプルなルールを作ればいいんだ?」と思われると思います。
そこで、僕が現在のシンプルなメイン手法にたどり着くまでに通った道すじをご紹介したいと思います。
似たような考え方で検証を行うと、自分なりのシンプルルールで利益を出せる手法が完成するかもしれません。
僕は移動平均線や平均足といったインジケーターが好きです。
そこで、「ThinkTrader」を使い、20SMAと平均足を絡めたルールを検証し始めました。
- 時間軸は1時間足
- 上向きの20SMAの上に平均足があり、平均足が陰線から陽線に変わったら買いエントリー
- 利確は+20pips、損切りは-20pipsでOCO注文
これくらいシンプルなルールから検証をスタートしました。
ある程度信頼できる手法にするためには、ある程度のエントリー数が必要です。
2~3年分の検証をやってみて、どんな結果になるか探ります。
イマイチな結果しか出ないのを何度も繰り返し、より期待値の高いルールはないものかと何度も検証を繰り返します。
そんな日々を過ごし、非常にシンプルなルールで優位性と期待値がある手法を作ることができました。
どのくらいシンプルなルールかというと、スタートしたときのルールより、さらに簡単になってしまったくらいのシンプルさです。
もはや、FXの口座がある人ならば、昨日始めた初心者の方でも真似できる手法だと思います。
ちなみに、その手法というのがこちらです。こんなんでも実際に利益が出るんですよね。
勝てるシンプルなルールを作ったら
信頼できる自分のルールが固まったら、そこからはFXの勉強を一切放棄しちゃうのも、僕は有効だと思っています。
余計な情報や知識が入ると、やはり気になってしまいます。
「今のルールに取り入れた方がいいのかな」と考えてしまうと、機能していたルールが逆に機能しなくなります。FXは単純な足し算ではありません。
むしろ、引き算的な考え方こそ、成功に近づけてくれるし、この記事のテーマであるシンプルなルールづくりを叶えてくれます。
一緒にシンプルでストレスの少ないFXをやっていきましょう!